マーケティング、地方創生、時々子育て

ベンチャーの広告会社営業マンが自身の失敗談、経験を共有しながら自分自身をマーケティングしてみようとする奮闘記です。

マーケティングの存在価値が高まるには、

こんにちは、ノッキーです。

 

日頃からお客様先にお伺いして話をしている時によく聞く言葉で、

 

「どうやったら、売れますか?」

「どうやったら、効果出ますか?」

 

という声がよく聞かれます。

こういった声を伺った時にまずお伝えすることは、

ケーススタディはお話できるが、それがまるっきりあてはまるとはあり得ない」ということです。

 

私がよく相対する部門の方はマーケティング部や営業推進、業務推進部といった部署の方々です。その部署は往々にして営業本部の中におり、営業のための販促・宣伝・サポートする部隊という位置づけでお仕事をされています。

 

製品がいかに売れるか、いかに営業しやすくするか、売上貢献という視点において、長期的な視点で計画を立て、短期的な視点で突っ込みをくらってしまうというようなバランスの悪いことにもなっているようです。さらに営業本部なので、売上という効果に求められ、、、

 

僕がマーケティング担当者だったら、完全に思考停止状態で業務をオペレートすることしかしなくなりそうです。

そうなると、「どうやったらいいか、答えを教えてください!」となってしまうのも致し方ないかなと思ったりします。

 

でも、そもそもマーケティングって、市場を作り出すこと・ファンを作り出すことが役割だと思うのです。だからこそ、トライアンドエラーで企業独自で考えながらやっていくもののはず。他社の成功体験をそのままやっても同じ効果は得られません。

もちろん、一部として販促・宣伝も担うのかと思うのですが、そればっかりがメインではない。

 

だからこそ、そういった役割であると企業が定義をし直さないと(組織・評価を変えないと)、ずっと同じようなことをして、マーケティングの存在価値が高まらないなと思いました。いくら現場がぼやいても、何も変わらない。そして、ドンドン置いて行かれる日本、失われる20年から30年になりそうです。

 

企業の上層部にマーケティングの変革に気づいてもらうこと、日本におけるマーケティングの役割の価値を再認識することが、今の日本に必要なことではないかと思います。